防犯の観点から見た賃貸物件の選び方:窓ガラスにも要注目

私たちの暮らしに安全な住環境は必須です。
特に女性や一人暮らしの場合、防犯対策は非常に重要になります。

本記事では、防犯の観点から見た賃貸物件の選び方について解説します。

1. 周辺環境

治安の状況
物件周辺の治安は、最も重要な要素の一つです。
犯罪率の低い地域を選ぶことで、安心して暮らすことができます。
警察の発表や地域の住民からの情報を調査し、物件があるエリアの治安状況を確認しましょう。


街灯や防犯カメラの設置状況
物件周辺の街灯の有無や防犯カメラの設置状況も重要です。
夜の道に明るい照明があるエリアは、犯罪の抑止効果が高くなります。
また、防犯カメラが設置されていると、犯罪の予防や犯人の特定に役立ちます。

交通アクセス
物件の近くに公共交通機関の駅やバス停があるかどうかも重要な要素です。
交通アクセスが良い場所は、夜間でも安全に移動することができます。


周辺施設
コンビニやスーパーマーケットなど、生活に必要な施設が近くにあるかどうかもチェックしましょう。
これらの施設が近くにあると、夜間でも外出する際に安心感があります。
また、交番や警察署が近くにあるか調べておくことで、より一層安心感があるでしょう。

防犯意識の高さ
周辺住民の防犯意識も重要な要素です。
地域の住民が防犯活動に積極的に参加している場合、犯罪の発生率が低い傾向があります。
地域コミュニティの防犯活動に参加できるかどうか考慮してみるのも良いかもしれません。

2. 建物のセキュリティ

オートロックやセキュリティシステム
建物全体にオートロックやセキュリティシステムが導入されているかどうかを確認しましょう。
オートロックは、不正な侵入者を防ぎ、セキュリティシステムは盗難や侵入を検知し警告を発するなど、セキュリティを高める効果があります。

監視カメラの設置状況
建物内や周辺に監視カメラが設置されているかどうかを確認しましょう。
監視カメラは不審者を捉えるだけでなく、犯罪抑止効果もあります。
物件を選ぶ際には、カメラの数や設置場所、録画システムの有無などをチェックしましょう。

24時間対応の管理体制
管理会社や管理人が24時間体制で対応しているかどうかも重要です。
緊急時に素早く対応できる体制が整っているかどうかを確認し、安心して生活できるかどうかを判断しましょう。

セキュリティグリルや防犯窓
低層階の窓には、セキュリティグリルや窓用シャッターなど、建物全般には防犯窓が設置されているかどうかも確認しましょう。これらは、不正な侵入者が窓からの侵入を試みるのを防ぐ効果があります。

3. 部屋の設備

防犯用の鍵
部屋の鍵が防犯対策を考慮して設計されているかどうかも重要です。
防犯用の鍵は、ピッキングや解錠が難しいように設計されており、不正な侵入を防ぐ役割があります。
また、鍵の数も1つ以上の鍵付きドアを選ぶと良いでしょう。

モニター付きのインターフォン
モニター付きのインターフォンが備えられていると、訪問者を事前に確認することができ、不審者の侵入を防ぐことができます。また、訪問者を記録できることで、緊急時に管理会社や警察に迅速に連絡を取ることも可能です。

室内物干しの可否
室内干しを行うことで、外部から洗濯物が見えないため、窃盗や侵入の誘因が軽減されます。
洗濯物が外部に晒されていると、侵入者にとって物件内部の状況が把握しやすくなり、犯罪リスクが高まります。
特に、街中の賃貸物件では、他の住人や通行人からの視線を気にする必要があるため、室内干しは重要な防犯対策となります。

4.防犯ガラスの重要性

空き巣の侵入方法は様々ですが、近年では窓ガラスを割って侵入するケースが増えています。
簡単に割られる窓ガラスは、侵入時間を短縮し、犯行を成功させてしまう可能性があります。

防犯ガラスは、通常のガラスよりも耐久性が高く、破壊されにくい特殊なガラスであることから、物件のセキュリティ強化に大いに貢献するでしょう。

侵入者の阻止
防犯ガラスは、通常のガラスよりも頑丈で、簡単に割れたり破壊されたりすることがありません。
これにより、侵入者が窓ガラスを破って物件に侵入するのを困難にします。
防犯ガラスが使用されている窓は、侵入者にとっては非常に厳しい障壁となります。

住人の安全確保
防犯ガラスは、物件内の住人の安全を確保するのに役立ちます。
窓ガラスが割れることで発生するガラスの破片による怪我を軽減し、住人を守ることができます。
特に、家族や子供がいる場合は、安全な環境を提供するために防犯ガラスの採用が重要です。

簡単な防犯ガラスの見分け方として、防犯性能認定基準を満たした製品であることを示す、CPマークなどの表記があります。

記事出展 警視庁:平成16年5月、官民合同会議では「防犯性能の高い建物部品」の普及を促進するため、
「共通呼称(防犯建物部品)」と「共通標章(CPマーク)」を制定しました。  
 
「防犯性能の高い建物部品目録」に掲載・公表された建物部品のみを「防犯建物部品」と呼び、
「CPマーク」の使用が認められるのです。

【関連記事】防犯ガラスで安心安全な暮らしを実現! 

5. 内覧時のチェックポイント

賃貸物件の内覧は、実際に物件を見て、住むかどうかを決める重要な機会です。
内覧時には、希望の条件と合わせて、防犯の観点から、これまで述べてきた下記の点をしっかりとチェックして、納得できる物件を選びましょう。

1. 周辺環境
2. 建物のセキュリティ
3. 部屋の設備
4.防犯ガラスの重要性

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