フロートガラスの用途を徹底解説!

フロートガラスは透明で平らな板ガラスです。
いわゆる普通のガラスと考えてもらってOKです。
一般的に建築・建物用窓ガラスとして使われており、他の用途としては棚のガラス戸やガラス製のインテリアなどにも利用されています。

本記事ではこのフロートガラスについて、基礎知識と用途をより詳しく解説していきます。

フロートガラスとは

よく見る透明で平らな板ガラスのことをフロートガラスと呼びます。
この呼び名はガラスの製造法に由来しています。

溶けた金属の上に溶かしたガラス原料を浮かせ、平らなガラスを製造する方法が1950年代に発明されました。
浮く=英語でフロート(float)で、フロートガラス製法と呼ばれています。

現在もその製法で世界中で板ガラスが製造されています。
普及している透明な板ガラスの多くはこの方法で作られているため、フロートガラスと呼ばれるようになりました。
透明ガラスの呼び名として使われるソーダライムガラスは、原料を由来とした呼び方であり、基本的にはフロートガラスと同じです。

フロートガラスの特徴

フロートガラスの大きな特徴は以下の4つです。

  • 透明ですべすべ平らな面
  • 2mmから19mmまで厚みの種類が豊富
  • 大きさ(縦横)も種類が豊富
  • 価格が比較的安い

これらの特徴からフロートガラスは加工したり、様々な用途で用いることが出来ます。

フロートガラスの用途

フロートガラスは主に以下のような用途があります。

  • 建物の窓ガラス
  • 棚のガラス戸
  • テーブルの天板
  • ガラス製の棚

窓ガラスとして使用されている場合、フィルムを貼ることで外部からの見通しを悪くするための目隠し、断熱・遮熱効果、割れた際にガラスが飛び散るなどを防ぐなどの機能を持たせることもできます。

フロートガラスはDIY加工も可能

フロートガラスはプロでない素人でも加工可能です。
そのため、DIYで使用されることも多いです。
ただし、カットしたり割れたりしたガラスの切断面は鋭利で危険なので、ガラス加工用の道具を使用して安全に作業する必要があります。

切断にはガラスカッター、鋭利部分の研磨にはガラス用砥石、丁寧に割るためのプライヤー、ガラス同士・その他素材同士をくっつける際には接着剤を用います。

フロートガラスは、厚みや大きさも幅広いため、作りたいものに合ったガラスも見つけやすいです。

大きくて円形のガラスを作ったり、ガラス縁のラウンド加工、角のR加工などDIYで難しい加工はガラス業者へ依頼することもできます。

フロートガラスから派生した機能ガラス

派生する機能ガラスフロートガラスに加工を施して様々な機能を持たせたガラス製品もあります。
それぞれの特徴を見ていきましょう。

すりガラス

透明なフロートガラスの片面へ金剛砂などを吹き付けて擦る加工を施したもの。
光を拡散させるため、不透明になります。
水拭きするとフロートガラスと同じく透明になります。
室内の障子や仕切りに使用されますが、現在ではほとんど使われません。

フロストガラス

すりガラスのようにフロートガラス表面をサンドブラスとしたのちに、薬品で表面のキズを滑らか化学加工したものがフロストガラスです。
すりガラスより透明よりの質感を持ちます。
また、水で濡らしても透けることがありません。

すりガラスには触れると手垢や脂が細かな加工傷に入り込んでしまい、汚れが落としにくいという弱点があります。
一方フロストガラスは掃除も簡単です。
すりガラスの弱点を解決したガラスであり、最近はこちらの方がよく使われます。

強化ガラス

ガラスに加熱・冷却処理を加えることで、表面が引っ張られて外部からの力に強くなるという加工を施したガラスです。フロートガラスの4倍ほどの強度があります。
ただし、防犯ガラスと異なり、力を加えると割れてしまいます。

割れる際は普通のガラスと違い全体に細かなヒビが入り粉々に崩れます。
万が一割れても鋭い欠片にならないため、怪我を防ぐことが出来ます。このことから安全ガラスとも呼ばれます。

テーブルの天板やショーケース、建築用窓ガラスなどに用いられます。

その他、化学薬品で加工を施すタイプの製品もあり、みなさんが使用するスマホのディスプレイなどにも用いられます。

合わせガラス

フロートガラスとフロートガラスの間に樹脂などを挟みこんで、複数のガラスを接着した製品が合わせガラスです。
とても頑丈に出来ていて、衝撃を受けるとひびが入ることはありますが、バラバラに破片が飛び散ることはほとんどありません。
車のフロントガラスや建物の防犯ガラスとして使われています。

複層ガラス

板ガラス2枚もしくは3枚で乾燥空気やアルゴンガスを挟む、またはガラス間を真空にした製品が複層ガラスです。
AGCの登録商標である「ペアガラス」と呼ばれることもあります。
ガラス間の空間のおかげで高い断熱・遮熱効果を持ち、結露も防ぎます。
冷暖房の効率がよくなると言われており、建築用窓ガラスに用いられています。

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