フロートガラスの厚みと強度はどんなものなの?ガラスの素朴な疑問に答えます

2021.1.19

フロートガラスの厚みはさまざま

フロートガラスは最も広く普及しているガラスです。
みなさんがガラスを聞いてまず最初に思い浮かべるものも、恐らくこのフロートガラスになるでしょう。

世の中には強化ガラスをはじめ、特別な加工が施されたさまざまなガラスが存在します。
これらのガラスも元をたどればフロートガラスです。
この事実からも分かるとおり、私たちの身の回りには大小さまざまなフロートガラスに溢れています。

もちろん、大きさだけではなく、ガラスの厚みについても同じことが言えます。
フロートガラスは他のガラスと比べて厚みのバリエーションが充実しており、全10種類の規格が用意されています。

フロートガラスの厚みに関しては、「JIS R 3202」で定められており、以下の厚みの規格が存在します。

・2mm、3mm、4mm、5mm、6mm、8mm、10mm、12mm、15mm、19mm

このように、厚みのバリエーションが豊富であるので、フロートガラスは、さまざまなシーン、使用用途で用いることが可能です。とても使い勝手のよいガラスといえるでしょう。

ガラスの厚みが豊富であることの利点

ガラスの厚みが豊富であることの利点について考えたことはあるでしょうか。
厚みが豊富であれば、適切な厚みのガラスをその都度準備するのが楽です。
この利点は、誰でも真っ先に思い浮かべるものでしょう。

しかし、厚みが充実していることの利点は、それだけではありません。
実は、厚みはガラスの見た目にも影響を与えます。
厚みの種類が豊富だと、お部屋の雰囲気や好みにあったガラスを選択できます。

ここで以下のような疑問を抱く方もいるでしょう。

「そもそもガラスは透明であるので、厚みの違っても見た目はあまり変わらないのでは?」

たしかにガラスは透明です。
フロートガラスも一見すると透明に見えます。
しかし、実際にはそうではありません。

フロートガラスの側面を見ると、緑がかって見えるはずです。そう…、身の回りにあるガラスは完全な透明ではないのです。

フロートガラスは完全な透明ではないので、厚みによって見た目、雰囲気も変わってきます。
緑がかって見えるのが必ずしも悪いとは限りません。
あくまで好みの問題です。フロートガラスを選ぶ際は、厚みによる見た目の違いを意識してみても面白いでしょう。

合わせガラスで規定以上の厚さにすることも可能

フロートガラスは、他のガラスに比べて厚さのバリエーションが豊富です。
しかし、とはいっても種類に限りがあるため、自分の求める厚さのガラスがないこともありえます。

とくに、強度の高い厚いガラスが欲しいという要望は多いですが、JIS R 3202の規格では最大でも19mmであるため、20mm以上の厚さのフロートガラスを入手することは難しいです。
もちろん、方法がないという訳でもありません。

合わせガラスという方法をとれば、規格以上の厚さのフロートガラスも入手可能です。

合わせガラスとは、その名から分かるとおり、2つのガラスを合わせて1つのガラスにすることです。
合わせガラスの場合、普通のガラスと異なり、2つのガラスの間に接着部ができます。
この接着部の効果により、ガラスが割れても破片が飛散しにくいという特徴を持っています。

小さなお子さんがいる場合、ガラスの「安全面」も気になるところでしょう。
そのようなケースでは、積極的に合わせガラスの購入を検討してみてはいかがでしょうか。

フロートガラスの強度は高くない

冒頭でも述べたように、フロートガラスは強化ガラスなどの種々の加工ガラスを製作する際の基礎となるものです。
つまり、フロートガラス自体は、何も加工が施されていない、いわば丸裸の状態です。
そのため、強度は決して高くはありません。

強度を上げたい場合は、合わせガラスをして厚みを増やすといった方法もあります。
しかし、強度を重視するのであれば、フロートガラスに固執する必要はないでしょう。
素直に強化ガラスを用いることをおすすめします。

フロートガラスの知っておくべき特徴

上記では、フロートガラスの厚み、強度について詳しく述べてきました。
しかし、厚みと強度だけでは、適切なガラスを選ぶことは難しいでしょう。
そこで、フロートガラスの知っておくべき利点、欠点について簡単にご紹介しておきましょう。

フロートガラスの最大の利点は、何といっても安価であることです。
安価であるからこそ、フロートガラスは広く普及しているといっても過言ではありません。
予算は低く抑えられるのなら、それにこしたことありません。
とにかく安く抑えたいというのであれば、まずはフロートガラスを検討しましょう。

また、フロートガラスには、加工が容易という利点もあります。
DIYともとても相性がよいです。

フロートガラスの欠点は、記事上部でも述べた強度の他に、断熱性が低いというものもあります。
断熱性が低いと、外の環境に左右されやすく、夏は暑く、冬は寒い部屋になってしまいます。

フロートガラスの厚み、強度についての解説は以上です。
フロートガラスは、シンプルな作りであるがゆえに、使い勝手がとてもよいです。値段も安価であるので、ガラスをお探しの方は、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。

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