フロートガラスのメーカー4つの特徴と歴史

2021.1.19

引用:http://spmarket.blog56.fc2.com/blog-entry-21.html

一般的に使われているフロートガラスについて手短に説明したあと、その各メーカーについて特徴と歴史を解説していきます。
フロートガラスの知識を深めたい方はぜひお読みください。

フロートガラスは普通のガラス

フロートガラスとは、いわゆる普通の透明なガラスです。
窓ガラスなど、様々な場面で用いられています。

普通の透明で平らなガラスは、溶かした金属のプール上に溶かしたガラス原料を流して浮かせる「フロートガラス製法」によって作られるため、この呼び方が用いられています。

フロートガラスの大手メーカー

ガラスは工業製品です。上述の通り、フロートガラスの製造には金属を溶かし、それを貯めたプール槽が必要となります。
企業はこの施設を大きな規模で展開し、効率的に大量生産することで製造コストを下げる努力をしています。

大規模な投資が必要となるため、フロートガラスは世界的な規模のメーカーが存在しています。以下がその4つです。

  • AGC (旭硝子)
  • 日本板硝子(ピルキントン)
  • サンゴバン
  • ガーディアン・インダストリーズ

それぞれのフロートガラスメーカーについて特徴と歴史を見ていきましょう。

AGCの特徴と歴史

AGCは日本に本社があるガラスメーカーです。
1907年に三菱財閥によって創業された頃よりガラス製造事業を行っています。
2018年に旭硝子株式会社からAGC株式会社へ社名を変更しました。

東証1部上場の国内大手企業であり、世界においても大手のガラスメーカーとして認知されています。
AGC公式サイトによると、2016都市時点ではAGC調べて世界市場において、フロートガラスのシェアNo.1を自負しています。

建築用ガラスは主力製品のひとつで、これは通常のフロートガラスはもちろん、強化ガラスや防火ガラスなど高機能ガラスも含まれます。
「ペヤプラス」や「まどまど」などブランドガラス製品も多く展開しています。

AGC Glass Plazaという建築用ガラスの専門情報サイトも運営しています。

日本板硝子の特徴と歴史

日本板硝子(NSG, Nippon Sheet Glass)も東証1部上場、日本に本社を置く世界的なガラスメーカーです。
こちらは住友グループの一員で1900年に一度事業を断念、1918年に再びガラス製造会社として設立されました。

2006年には、「ピルキントン」というイギリスのガラスメーカーを6000億円(当時のレート)で買収。当時ピルキントンは日本板硝子よりも売上高が大きいという中での出来事でした。
この買収により、日本板硝子はAGCと並ぶ世界シェアを獲得したと言われています。

なお、ピルキントンは上述のフロートガラス製法を開発したことでも広く知られています。
もともとガラス製造事業を行っていましたが、1952年に、ピルキントン一族のアラステア・ピルキントンがフロートガラス製法を開発しました。

ガラスワンダーランドという建築用窓ガラス情報サイトも運営しています。

サンゴバンの特徴と歴史

サンゴバン(Saint-Gobain)はフランスに本社を置くガラスメーカーです。日本ではサンゴバン株式会社(サンゴバンジャパン)という日本法人を設立しています。
フランスのサンゴバンは上場、サンゴバンジャパンは非上場です。

他3つの大手とともにフロートガラスなどの建築用ガラスで世界でのシェアを競い合っています。

歴史は非常に長く、もともとは1660年頃、ルイ14世が治める時代に国の政策として鏡や硝子を製造する企業として創業されました。
当時これら製品はいわゆるぜいたく品であり、イタリア製のものが多かった中、国内製のものを流通させるという目的がありました。

もともとはぜいたく品だったガラスや鏡の需要が、建築用で大衆的なものに広がると見込み、方針を転換。自動車用の窓ガラスや建築用の窓ガラスなどのガラス製造で成功。世界中に事業を展開しています。

2011年には日本板硝子と共に、アルゼンチンにフロートガラス製造の会社を設立しています。

ガーディアンインダストリーズの特徴と歴史

ガーディアンインダストリーズ(Guardian Industires)はアメリカのミシガン州に本社を置くガラス、建築資材、自動車などの製造業社です。4つのガラス大手メーカーでは唯一の非上場企業です(1985年に上場を廃止しています)。

1932年にGuardian Glass Companyとして創業。1970年ごろにフロートガラス製法に工夫を加えた新たな製造法を開発し、現在は世界中にフロートガラス工場を持つと言われています。

その後も、建築資材の会社や自動車製造の会社を買収するなどして事業を拡大しています。

その他のガラスメーカ

紹介した4つ以外のガラスメーカーも世界中に存在します。以下がその1部です。

  • PPG(アメリカ)
  • セントラル硝子(日本)
  • Cardinal Glass Industries(アメリカ)

ガラス市場では日本企業も奮闘していますね。

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