車の窓ガラスを眺めていると、小さな文字や記号が刻印されていることに気づいたことはありませんか？
実は、これらの印字はただの記号ではなく、ガラスに関する様々な情報を伝えている秘密のメッセージなんです。
今回は、車好きでも知らない人が多い、車の窓ガラスの印字に隠された秘密を徹底解説します。
印字の意味を理解することで、愛車の安全性や性能についてより深く理解することができます。
ガラスメーカーのロゴ：3つの巨頭を探せ！
国産ガラスの場合、AGC、日本板硝子、セントラルガラス、3社のいずれかのロゴが刻印されています。
それぞれの会社が独自規格でガラスを製造しており、刻印によって製造会社を特定できます。
規格：世界共通の安全基準
JIS、E、CCC、DOTなど、ガラスの安全基準を示す規格が刻印されています。
これらの規格は、国や地域によって異なり、安全性を確保するために設けられています。
秘密のメッセージ
自動車、ガラスメーカーにより、印字は様々ですが、主にメーカーやガラスのタイプ、規格に関する情報を示しています。
下記の画像を例に、分かる部分を解説してみます。
・AGC AUTOMOTIVE: メーカータイプを示しています。AGC製であることがわかります。
・II : 製品タイプを示しています。このマークは合わせガラスを意味しています。
・E8: ガラスを認証した国を示します。(E8はチェコ)
・M203: 製造技術、ガラス構造、色合い、厚さを識別する各メーカー固有の番号です。
最初の 2 桁はガラスの厚さを表し、最後の 1 桁はガラスの色調を表します。
・AS1: AS1マーク（米国規格）
・LAMISAFE: 製品情報を示しています。
・. . . 7: 製造年月 (2007年4月)
・耳のマーク: 防音ガラスであることを示しています。
箇所によってガラスメーカーが違うことがある
フロントガラスは「AGC」、リアガラス「日本板硝子」など、箇所によってメーカーが違うことは珍しくありません。
自動車メーカーは、複数のガラスメーカーからガラスを調達しています。
そのため、車種や時期によって、フロントガラスとリアガラスでメーカーが異なる場合があります。
その他にもコスト、機能など、さまざまな要因がありますが、いずれにしても、安全性や性能に問題がないガラスを使用しているため、安心して使用することができます。
※同じ車にて、フロント「AGC」、リア「日本板硝子」
印字の見分け方：宝探し気分で探してみよう！
印字は、ガラスの左・右下あたりに刻印されています。車に乗るときに、ぜひ探してみてください！
まとめ：印字を読み解けば、愛車がもっと好きになる！
車の窓ガラスの印字は、一見ただの記号に見えますが、実は様々な情報が隠されています。
これらの情報を理解することで、車の安全性や性能についてより深く理解することができます。
次回、車を運転するときは、ぜひガラスの印字に注目してみてください！
愛車の秘密のメッセージを読み解き、もっと深いカーライフを楽しみましょう。
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