窓ガラスのフィルムの交換時期の見極め方

ガラスのフィルムの交換時期はいつ?

突然ですが、皆さんはガラスフィルムの耐用年数をご存じでしょうか?

特に、交換期限を気にせずなんとなく使えそうだからもう何年も前から張り替えていないなんて方も多いのではないでしょうか?
一般的に、ガラスフィルムの交換時期は、設置場所の環境などにも左右されますが10~15年とされています。(場合に寄っては20~30年持つこともある)

この寿命の変化は、屋内側か屋外側かによっても大きく変化します。
屋外側だと雨風や太陽光に曝されるため(特に南向きだとよく日に当たるため)5~7年で劣化してしまいます。

これらの交換時期を迎えたフィルムを使い続けることによって、さまざまな問題が生じるので交換時期を迎えてしまったものは放置せずに早めに交換してしまうことをお勧めします。

フィルムの劣化具合の確認方法

フィルムの劣化具合は、ひび割れや、剥がれ、気泡の有無で判断することが可能です。
また、これは実はあまり知られてないのですが、窓際から入ってくる日差しが強くなったと感じた場合も交換時期のサインです。

最近の製品ですと、飛散防止機能だけでなく、暑さ対策まで出来てしまうフィルムなども発売されているのでおすすめです。
窓フィルムを良い状態で、より長く使うためには、適切な製品選びと、定期的な点検が重要なのです。
ただ、フィルムの交換時期を完璧に見極めるのは慣れてない人には難しいこともあるので、定期的に専門家にチェックしてもらうのがおすすめです。

最近では、購入したフィルムのメーカーが、保障として無料で点検してくれることもあるので、気になる方はチェックしてみるといいでしょう。

劣化したフィルムを使用することで生じる問題

劣化したフィルムを使用していると様々な問題が生じてきます。
具体的には、外観的なものと機能的なものの2つがあります。

劣化した状態ではこれら2つが大きく損なわれるため、放置するのは得策とは言えません。

外観的な問題としては主に、透明だったものが白くなったり、カラーフィルムの場合は色が落ちるなどといったフィルムの色の変化をはじめ、ひび割れ、剥がれなどが危惧されます。

見た目がすごくみすぼらしくなってしまうので、そののままにしておくのはおすすめしません。
また窓のフィルムを貼る目的としては、防犯、熱の遮断、紫外線のカットなどといったものがあります。

ですが、劣化した状態ではこれらの機能が十分に発揮できないのでフィルムを張って得られる効果が薄くなってしまいます。

具体的には、防犯の面でいうと本来窓の強度と耐久性の向上が見込めるところが簡単に割れてしまったり、フィルムそのものが剥がれてしまうなどがあげられます。
熱の遮断でいうと夏場に窓際が暑くなってしまったり、 冬場に窓から部屋の熱が逃げてしまったりします。

また、紫外線のカット効率も下がりひどい場合には床が変色してしまうこともあります。
こうなってしまうと窓フィルムのノリが溶け出してしまったりして、窓にいいことは何一つないのです。

フィルムを長持ちさせるには?

フィルムは、20年30年使えることもあれば使い方次第で、5年で劣化してしまうこともあります。
フィルムを長持ちさせる方法の一つに適切なフィルムを選ぶことがあります。

フィルムには屋外用と屋内用があり、屋内用では接着面に太陽光があたるようにできていますが、対して屋外用はフィルムに直接太陽光が当たるようにできています。
もしそれら屋内用と屋外用を逆に用いてしまうと、太陽光への対策が不十分であるので、10年たたずに劣化してしまいます。

正しい用法を守ることでフィルムの寿命というのは伸ばすことが可能なので、窓ガラスフィルムを使う場合は適切な使い方をするように心がけましょう。
また、適度に手入れをすることもフィルムの寿命を伸ばすことにつながります。

具体的には、水で濡らした柔らかい布やスポンジ、ゴムスキージーを使うとよいでしょう。
汚れがある場合は中性洗剤がおすすめです。
ただ、ここで注意しなくてはならないのがハードコートがない窓フィルムはキズがつきやすいという点です。

大きな窓に張ったフィルムはつなぎ目があるので、お手入れ時は継ぎ目に沿って拭くように心がけましょう。

フィルム交換時の注意点

フィルム交換時にも気を付けなくてはいけないことがあります。
例えば、フィルムをはがすには意外と力が必要ですが、力強く引っ張りすぎてしまうとガラスが割れてしまう危険性があります。

また、ノリが変質することでガラスにくっついてしまい、なかなか取れないこともよくあります。
この時にガラス自体に傷をつけないように注意する必要があります。

フィルムの交換にはそれなりの慣れがないと難しいところがあり、時には怪我をしてしまうこともあります。
不安な場合には無理をせず、専門業者に依頼することをおすすめします。

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