普通板ガラスとフロートガラスの違いとは?フロートガラスの製法や板ガラスの種類も合わせてご紹介!

2021.1.21

普通板ガラスとフロートガラスの違いとは?

普通板ガラスとフロートガラス、一体何が違うのかと疑問に思ったことはないでしょうか。
インターネット上で両者の違いを調べても、なかなか明確な答えは見つからず、謎は深まっていくばかりです。

実は、この2つに違いはありません。
普通板ガラスとフロートガラスは同じものを指していると考えても差支えないです。

記事下部でも解説しますが、フロートガラスという呼び名は、ガラスの製造法に由来します。
一方、普通板ガラスという名称は、板ガラスの中で「最も一般的である」という意味が込められています。

つまり、フロートガラスは、板ガラスと呼ばれるカテゴリーに属しており、そのカテゴリーの中で最もポピュラーであるので、普通板ガラスといった名でも呼ばれているのです。

時たまフロート板ガラスといった名称を目にすることもあります。
これは、フロートガラスと全く同じものであり、板ガラスであることを強調するためにあえて「板」を付けた名で呼んでいると考えられます。

そもそもフロートガラスってどんなガラスなの?

普通板ガラスはフロートガラスと同じものであるということは理解して頂けたことでしょう。
ところで、そもそもフロートガラスとはどんなガラスなのかご存じでしょうか。

フロートガラスは、最も広く普及しているガラスです。
私たちの身の回りを見渡せば、どこかしらで見つけることができます。例えば、窓ガラスや家具に取り付けられたガラスなどは、多くの場合、このフロートガラスが用いられています。

記事冒頭でもご紹介したように、フロートガラスは、フロート板ガラスや普通板ガラスといった名で呼ばれることがあります。
また、透明ガラスといった呼ばれ方もよくされます。

確かに、窓ガラスなどは一見すると透明であるので、透明ガラスといった名にそこまで違和感は感じません。
しかし、これは余談ですが、フロートガラスは厳密には透明ではありません。

みなさんの家にあるガラスは、光に当たり具合によって緑っぽく見えることがあると思います。
一番分かりやすいのが、ガラスの側面です。
フロートガラスの側面は、緑っぽい色をしており、透明とは言い難いです。

それはさておき、フロートガラスとは、みなさんがガラスと聞いて真っ先に思い浮かべる、最も一般的なガラスであると考えてまず間違いないでしょう。

フロートガラスの名前の由来

記事冒頭でも少し説明しましたが、フロートガラスという呼び名はガラスの製造法に由来します。

フロートガラスは、金属のスズを溶かした液体の中にガラスの原料であるソーダ石灰を流し込んで作られます。

ソーダ石灰はスズに比べて比重が軽いため、溶解したスズの中に流しいれると、液体上部に浮かび上がります。
フロート(float)とは、日本語で「浮かぶ」という意味であり、これがフロートガラスという名の所以です。

フロートガラスの製法では、ガラスがスズの上に浮いた状態になり、自身の重みにより、キレイな平面が出来上がります。このフロート製法の手軽さにより、板ガラスが広く普及しました。

なお、フロートガラスの製法が確立する前から板ガラス自体は存在していました。
しかし、フロートガラス誕生以前は、円筒状のガラスから板状に切り出すという手法をとっており、とても労力のいる作業でした。

それからしばらくたって、平らな鉄の上にガラスを垂らして板ガラスを製作するといった方法も登場しました。
ですが、こちらの方法でもキレイな平面は作れず、ガラスを磨くという作業が必須でした。

このように、板ガラスの製作はとても手間のかかるものでした。
一方、フロートガラスの製法では、最も手間のかかる研磨の作業が無くなります。当時の人々からすると、いかにフロートガラスが画期的なものであったのか想像に難くないでしょう。

板ガラスには他にどんなものがある?

これまでの説明で、フロートガラスは板ガラスの一種であることは理解できたことでしょう。
ところで、フロートガラス以外にどんな板ガラスがあるのかはご存じでしょうか。

板ガラスの種類を聞かれてぱっと答えられる人は少ないと思います。
そこで、代表的な板ガラスを2つご紹介しておきます。

型板ガラス

型板ガラスは、片面に無数の凹凸がある板ガラスです。
型板ガラスの場合、表面が不均一であるため、フロートガラスと違ってガラス全体が曇っています。この曇りの働きにより、ガラスの向こう側がはっきりとは見えないような作りになっています。
なお、型板ガラスは光を遮るわけではないので、明るさの面ではフロートガラスと大差ありません。

すりガラス

すりガラスは表面をワイヤーなどで削って作られます。
特徴としては、ガラス全体が曇っており、ガラスの向こう側が見ることができません。型板ガラスとよく似ていますが、表面は比較的滑らかです。

フロートガラスはさまざまな呼び名があり、少しややこしく感じる方もいるでしょう。
本記事で少しでもフロートガラスについて理解を深めて頂けたら幸いです。

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