石川県金沢市にあるリサイクルガラス工房「スタジオ リライト（STUDIO RELIGHT）」さん。
スタジオリライトさんは、自社工場で適正処理された廃蛍光灯リサイクルガラスを主な原料として、常に新しい製品づくりに取り組むガラス工房です。
【STUDIO RELIGHT 公式ウェブサイト】
もしかしたら、ガラスについて、あまり馴染みのない方からすれば、リサイクルガラスと聞いて多くイメージするのは、色あせた瓶や粗悪な質感の製品かもしれません。
しかし、スタジオリライトさんで制作している製品は、そんなイメージを根底から覆す、高品質な製品を生み出しています。
圧倒的なクオリティで見る者を魅了する、スタジオリライトさんの高品質なガラス製品。今回は、数ある製品の中から「Pile Block」についてご紹介いたします。
独自の処理システム。地球と共に歩む、環境に優しい素材
基本的に、多くのランプ類（蛍光灯、水銀灯）には有害物質である「水銀」が含まれています。
ランプ類を破砕して埋め立てるといった業者が業界全体の半数以上を占めており、当然この方法も“適正処理”の一つです。
しかし、蛍光灯には有害物質である水銀が含まれているため、無防備に破砕されて埋め立てられた場合、埋め立てられた蛍光灯から水銀が放出され、環境汚染を招いてしまう危険性があるのです。
そのため、これらのランプ類は環境汚染防止や適正な廃棄物処理などの観点から、水銀の無害化および、リサイクル処理することが強く望まれています。
スタジオリライトさんでは、この考え方に基づくリサイクル処理システムを運営しており、自社工場にて高度で安全な処理装置を開発しました。
それにより、様々な種類の蛍光管に対する処理システムを確率し、脱水銀化されたガラス原料をより高品質な資源とすることで、無害で安全な製品制作を目指しているのです。
また、分別された部品・素材は廃棄せず、専門業者に渡ることで、新たなリサイクルの輪に繋がっています。
ガラス職人の魂が宿る、心を揺さぶる製品の数々
テクスチャー入りのガラスから、作り手のアイディアが詰め込まれたユニークな作品まで、様々な製品がWebサイトやSNSに公開されています。
どの製品も、ガラス職人の魂が宿る、至高の逸品と言えるでしょう。
ガラスブロック「Pile Block」
ガラスブロックは、採光、装飾、空間の仕切りなど、さまざまな用途に使用できる建築材料です。
「Pile Block」は独自の質感、美しさを兼ね備えており、まさに空間に様々な魔法をかける力を持っています。
-製品仕様-
■名称：Pile Block
■使用ガラス：廃蛍光灯リサイクルガラス100%、 廃ナトリウム灯リサイクルガラス100%、
廃ブラウン管（パネル）リサイクルガラス100%、 その他カラーガラス（非リサイクルガラス）
■色・透明度：選択のガラスカラーによる/透明
■基本サイズ：100mmX200mm t50mm（規格サイズ。特注形状ブロックのサイズは要相談）
■詳細：積み上げて施工できるガラスブロック。リサイクルガラス 100％の色味に加え、
調合されたガラスのカラーラインナップ（非リサイクルガラス）で制作可能。
■可能加工技術：切断／研磨／サンドブラスト［※全ての加工はサイズ・厚みにより要相談］
■特徴：透明（箇所により半透明）／屋内外使用可能／重い（サイズ、厚みによる）
ガラスブロック「Pile Block」は、光を透過、屈折、反射させることで、空間を明るく、広々と、そしてドラマチックに変貌させます。
板硝子を使用した新たな製品
スタジオリライトさんでは、廃蛍光管リサイクルガラスを使用したガラス製品の他に、板硝子を使用した新たな製品も展開しています。
それは、当社（足立硝子）とのコラボレーションによって生まれた、デザインガラス「STAMP（スタンプ）」です。
「STAMP」はフロートガラスにロゴやデザインを浮かび上がらせることが可能で、独特な質感のガラスに仕上げます。
“デザインをガラスに浮かび上がらせる”という方法は、立体感や深みを感じさせ、視覚的にインパクトがあり、印象的なデザインアプローチを可能としました。
インテリアデザインのメインとして、また、内装のワンポイントや、看板の代わりとしてなど、無限のクリエイティブな世界を開拓することができます。
「STAMP」の詳細は、下記の製品ページよりご確認くださいませ。
最後に
本記事をご覧になられた方が、「スタジオリライト（STUDIO RELIGHT）」さんについて少しでもご理解を深めて頂けたのであれば幸いです。
当社では、スタジオリライトさんの製品を使用した施工はもちろん、お客様のご要望に合わせて最適な製品をご提案させていただいております。
どんなご要望やご質問でも、ガラスの事でしたら足立硝子へお気軽にお問い合わせくださいませ。
