巨大地震への備え|すぐにできるガラスへの対策

2024年8月8日、南海トラフ地震に関する臨時情報が発表されました。
この情報により、日本列島の広範囲で巨大地震の発生が懸念されています。

これに伴い、地震に対する備えが一層重要となっています。
特に、家庭や職場にあるガラス製品や窓ガラスは、地震の際に大きなリスクとなり得ます。

この記事では、すぐに実行できるガラスへの対策について解説します。

飛散防止対策

効果的な対策として、ガラスへの飛散防止フィルムの貼り付けがあります。
地震の揺れでガラスが割れた場合、フィルムが破片の飛散を防ぎ、怪我のリスクを大幅に軽減します。
特に大きな窓ガラスや、家族がよく集まるリビングの窓には、フィルムを貼ることをお勧めします。
フィルムは、ホームセンターやオンラインストアで購入できます。

また、フィルムが入手できない場合には、ガラスに米印でテープを貼る、プラベニヤや段ボールで囲うなどの対策も応急対策として有効と考えられます。

家具の配置と固定の見直し

ガラスそのものの対策に加え、家具の配置も重要です。
窓際に家具や家電製品があると、地震の揺れでこれらが倒れ、ガラスに衝突して割れる可能性があります。
家具の配置を見直し、必要であれば固定器具を使用して壁に固定しましょう。

また、特に割れやすいガラス製品は、地震時に落下しないよう、低い位置に移動させるか、収納しておくことを推奨します。

安全な避難経路の確認

巨大地震が発生した場合、避難が必要になることが考えられます。
その際、避難経路上にガラス製品があると、割れたガラスで怪我をするリスクが高まります。

家の中や職場で、ガラスの破片が散乱しやすい場所を避けた避難経路を確認し、家族や同僚と共有しておきましょう。
避難経路上の窓ガラスに対しても、飛散防止フィルムを貼ることで、より安全性を高めることができます。

頭上からの落下物に注意

ニュース映像にも流れていましたが、ガラス製の防煙垂れ壁の破損・落下にも注意が必要です。

防煙垂れ壁は、天井から垂れ下がったように設置された壁状の防火設備ですが、従来の防煙垂れ壁は重量のあるガラス製の物が多く、落下事故が発生する可能性が考えられます。

オフィスビルや、商業施設でガラス製の防煙垂れ壁が設置されている場合には、頭上にも注意する必要があります。

窓ガラスの点検と補強

地震による被害を最小限に抑えるためには、窓ガラスの点検と補強も重要です。
ひび割れがあるガラスは、地震の揺れで簡単に割れてしまう可能性が高いため、事前に点検を行い、必要に応じて修理・補強や交換を行いましょう。

また、古いサッシや固定が不十分な窓は、地震の揺れに耐えられず、外れるリスクがあります。
これらも同時に点検し、必要に応じて補強することで、地震発生時の安全性を向上させることができます。

地域コミュニティとの連携

地震に備えるためには、地域コミュニティとの連携は欠かせません。
自治体や近隣住民と協力し、防災訓練や情報共有を行うことで、万が一の際の対応がスムーズになります。

特に、集合住宅や商業施設では、共有スペースに設置されているガラスへの対策も重要です。
地域全体での取り組みを強化し、地震時の被害を最小限に抑えるための準備を進めましょう。

災害時に備えた準備

ガラスが割れた際の応急処置に備えて、ガラスの破片を片付けるための手袋やほうき、ちりとりなどを揃えておきましょう。

また、怪我をした場合に備えて、包帯や消毒液などの救急用品もセットに加えておくと安心です。
救急セットは、家族全員が取り出しやすい場所に保管しておくことが大切です。

まとめ

2024年8月8日に発表された南海トラフ地震の臨時情報は、地震に備える重要性を再認識させています。

特に、ガラスに対する対策は、地震発生時の怪我や二次災害を防ぐために非常に重要です。
飛散防止対策、家具の配置見直し、安全な避難経路の確保、そしてガラスの点検と補強は、すぐにでも実行できる対策です。

さらに、地域コミュニティとの連携や応急セットの準備を通じて、地震に対する備えを万全にしておきましょう。
これらの対策が、いざというときに私たちの命と財産を守る力となります。

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