地震や台風などの自然災害が多発する近年、窓ガラス等への安全対策が再注目されています。
今回は飛散防止フィルムについて解説していきます。
飛散防止フィルムとは?
飛散防止フィルムは、ガラスに貼る「ガラスフィルム」です。
飛散防止フィルムの一番の目的は、ガラスが割れてしまった場合も 破片の飛散を防ぎ、ケガや二次災害のリスクを抑えることです。
※ガラス自体を割れなくするわけではありません。
飛散防止フィルムの効果
ガラス破片の飛散抑制
飛散防止フィルムは、ガラスが破損しても破片をフィルムが粘着することで、飛散を抑制します。
これにより、周囲にいた人がガラス破片で怪我をするリスクを軽減することができます。
紫外線カット効果
紫外線カット機能付きの飛散防止フィルムは、紫外線をカットすることで、家具や床の日焼けを防止することができます。
また、紫外線による人間(皮膚)への影響も防ぐ効果が期待できます。
遮熱・断熱効果
飛散防止フィルムには、遮熱、断熱の機能を持ち合わせた製品もあります。
室内の冷暖房効率を高められることで、省エネに期待できます。
飛来物の侵入防止
飛散防止フィルムは、ある程度の衝撃に耐えることができるため、飛来物による窓ガラスの破損を防ぐことができます。
プライバシー保護
目隠しタイプの飛散防止フィルムは、外からの視線を遮ることで、プライバシーを保護することができます。
防犯効果はあるの?
飛散防止フィルムは、ガラスの飛散を抑制することができますが、防犯性能に特化したものではありません。
そのため、防犯には、「防犯フィルム」という防犯性能の高いフィルムがあります。
防犯フィルムを貼ることで、侵入にかかる時間を長引かせることができるため、犯罪被害を抑制する効果が期待されます。
飛散防止フィルムの選び方
JIS規格適合品を選ぶ
飛散防止フィルムを選ぶ際には、JIS規格に適合したフィルムを選ぶことが重要です。
JIS規格は、日本の工業製品の品質や安全を保証する規格です。
飛散防止フィルムの場合、JIS A 5759という規格が定められています。
この規格は、飛散防止フィルムの強度、耐久性、可視光線の透過率などを試験し、基準を満たした製品にJISマークを付与するものです。
厚さ
飛散防止フィルムの厚さは、強度に影響します。
厚いフィルムの方が強度が高くなりますが、可視光線の透過率が低くなるため、部屋が暗くなるというデメリットがあります。
一般的には、50ミクロン以上の厚さのフィルムが推奨されています。
設置場所や用途に合わせて、適切な厚さを選びましょう。
機能
上述したように、飛散防止フィルムには、様々な機能を持つものがあります。
設置場所や用途に応じて、必要な機能を備えたフィルムを選びましょう。
飛散防止フィルムの施工
飛散防止フィルムのDIY施工も良いですが、慣れない作業の場合は、安全かつ確実に施工するために専門業者に依頼することをおすすめします。
仕上がりが美しい
専門業者は、豊富な経験と高度な技術を持って施工するため、シワや気泡が入らず、美しい仕上がりになります。
安全に施工できる
飛散防止フィルムは、大きなサイズのものも多く、重量も重くなります。
専門業者は、適切な養生を行い、安全にかつ効率的に施工することができます。
アフターフォローが充実している
専門業者は、施工後も定期点検やメンテナンスなどのアフターフォローを提供している場合があります。
時間と手間を省ける
自分で施工しようとすると、時間と手間がかかります。専門業者に依頼すれば、短時間で綺麗に施工することができます。
飛散防止フィルムの施工は、専門業者に依頼することで、高品質な仕上がりを安心して手に入れることができます。
お問い合わせ
施工場所や用途によって、たくさんの機能を持ったガラスフィルムがあります。
当社では、お客様のご要望に合わせて最適な製品をご提案させていただいております。
どんなご要望やご質問でも、ガラスの事でしたら足立硝子へお気軽にお問い合わせくださいませ。