防犯フィルムとは?|ガラスの防犯対策

建物における防犯対策がますます重要になっています。
特に、窓のガラスは侵入者が狙いやすい場所の一つです。
そこで注目されるのが、ガラスの防犯フィルムです。

防犯フィルムとは?

防犯フィルムは、ガラスを交換することなく、フィルムをガラスに貼ることで、ガラスの破損を抑制し侵入を遅らせる効果があるものです。

防犯フィルムの効果

1. 泥棒の侵入を遅らせる

防犯フィルムは、厚みや粘着性によって防犯性能が異なります。

CPフィルム(CPマーク)と呼ばれる最も防犯性能の高いフィルムは、警察庁が定める防犯性能基準を満たしており、侵入に5分以上かかる耐貫通性と、破損後も容易に剥がせない粘着性を備えています。

泥棒は、侵入に時間がかかるほど犯罪を諦める傾向があり、防犯フィルムを貼ることで、窓ガラスを破る時間を遅らせることができるため、侵入を断念させる効果が期待できます。

また、防犯フィルムが貼られたガラスは、金属バットなどで強く叩いても数回の打撃では割れにくくなっています。

泥棒は、大きな音を立てて人に気づかれることを嫌がるため、このような状況では侵入を諦める可能性が高まります。

2. ガラスの飛散による二次被害を防ぐ

地震や台風などの災害時にガラスが破損した場合でも、防犯フィルムが飛散を抑制し、ケガや被害を防ぎます。

近年、異常気象の影響で地震や台風などの災害が増加しており、飛散防止対策も重要になっています。

防犯フィルムは、飛散防止機能も備えているため、災害対策としても有効です。

防犯フィルムの付加機能

上述した効果の他に、防犯フィルムには、製品により以下の付加機能があります。

UVカット機能
紫外線をカットすることで、家具や調度品の日焼けを防ぎます。

目隠し効果
不透明なタイプの防犯フィルムは、目隠し効果もあり、プライバシーを保護できます。

防虫効果
虫除け効果のある防犯フィルムもあります。

※3M™ (スリーエム ジャパン株式会社)の防犯フィルム「SH15MACR-I」
防犯の他に、飛散防止・UVカット・防虫・目隠し効果があります。

防犯フィルムと防犯ガラス|どちらを選ぶべきか?

防犯フィルムと防犯ガラスのどちらを選ぶかは、目的や予算に応じて異なります。

手軽に始められる防犯対策として防犯フィルムは優れていますが、より高い防犯性能を求める場合は防犯ガラスの方が適している場合があります。

状況に合った対策を選び、効果的な防犯対策を実現しましょう。

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