地震による落下に注意!ガラス製防煙垂れ壁を見直そう!

ガラスの防煙垂れ壁は危険!?

防煙垂れ壁は、火災発生時に煙による被害を防いでくれる重要な役割を持っています。
従来の防煙垂れ壁は不燃材であるガラス製のものが一般的です。

しかし、ガラスは非常に重いため、従来の防煙垂れ壁の固定金具の強度では大きな地震に耐えられない可能性が懸念されています。
実際に東日本大震災や、熊本地震では、店舗や施設の防煙垂れ壁の落下被害が多数発生し、防煙垂れ壁の耐震性を見直す動きが全国的に強まっているのです。

一枚約15キロ程のガラス板が天井からぶら下がっていると考えると、なかなか怖いですよね。もしも、落下した場所に人がいたとしたら、大きな怪我につながってしまうことは間違いありません。

落下してしまった防煙垂れ壁、金具の僅かな引っ掛かりで支えられています


地震での落下に限らず、建築物の老朽化や防煙垂れ壁のガラスを支えるフレームの金属疲労等によって、毎年数件の落下事故が報告されています。

そこで、ガラス製の防煙垂れ壁から、不燃性シートの防煙垂れ壁「フェンスクリアー」への付け替えを行う店舗や施設が急増しています!
ここからは、ガラスの防煙垂れ壁に替わって採用が増えている不燃膜シート材の防煙垂れ壁「フェンスクリアー」を紹介します。

割れない!軽い!安全!の防煙垂れ壁「フェンスクリアー」

「フェンスクリアー」はガラスではなく、不燃膜シート材を使用しているため、割れることがなく非常に軽いのが特長です。

従来の防煙垂れ壁は、地震の揺れによってガラスが設置した柱や隣のガラス同士でぶつかることで割れてしまったり、ガラスの重みに耐えきれず落下してしまうという被害がありました。

シート材のため割れないのはもちろん、従来のガラス製防煙垂れ壁と比べると重量は10分の1以下と非常に軽いため、天井ごと落ちてしまうようなことがない限り安全です。

もちろん防煙垂れ壁としてしっかり機能!

薄くて軽いシート材ですが、国土交通省大臣認定の不燃材料認定を受けており、火災発生時にはしっかりと役割を果たしてくれます。
シートは透明なタイプと、スリガラス調の2種類、
取り付け方法もフレームのないテンションタイプ、フレーム式で風による揺れを軽減できるフレームタイプから選ぶことができ、周囲の景観に合わせて違和感なく設置できます。

透明シート+テンションタイプ(左)
スリガラス調シート+フレームタイプ(右)
改修前のガラス製防煙垂れ壁(左)
改修後のフェンスクリアー(右)
写真:透明シート+テンションタイプ
軽量なため施工性も非常によく、新築、改修共に柔軟に対応できます

ガラス製防煙垂れ壁から、不燃膜シート「フェンスクリアー」へ!

東日本大震災、熊本地震に限らず、日本ではM4.0以上の地震が年間1000件以上も発生する地震大国です。
大きな地震でなくとも、揺れの種類や頻度によって、ガラス製の防煙垂れ壁が割れてしまったり、脱落してしまうという二次災害は全国で起こっています。
「割れてしまってから」「落ちてしまってから」ではとても危険ですので、不燃膜シート材を使った防煙垂れ壁「フェンスクリアー」への早めの移行をおすすめします。

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