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玄関のドアからの覗き見にご用心
あなたの玄関のドアに目隠しはありますか?
目隠しが無いと、簡単に中を覗かれてしまいます。中を覗かれると、空き巣などの被害にあう可能性が高まります。
ほとんどの人は、玄関は鍵をかければ安心だと思っています。
ですが、外出時や帰宅時にドアを開けたら中が見えてしまいます。
泥棒はその隙を捉えて、どのような物が置いてあるか、人はいるか、などを確認しています。
とくに人気のない閑静な住宅地にある一戸建ては覗かれやすく、泥棒や空き巣の被害も多く発生しているため注意が必要です。
ドアを閉めていてもドアスコープや郵便受けの隙間から覗かれることも考えられます。そのため玄関のドアは鍵をかけて閉めるだけでなく、覗き見を防ぐ必要があります。
そこで、今回は玄関からの覗き見を防ぐ方法についてご紹介します。
扉のガラスからの覗き見を防ぐ方法
玄関の防犯には目隠しが効果的ですが、方法としては以下の4つが挙げられます。
玄関先に目隠しを置く
覗き見を防ぐには、玄関先にフェンスや柵を置くのが効果的です。
玄関のドアを覆うことができるサイズ、1.8~2mにすることで外部からの視線をカットできます。
デザインも重視したい場合は、住宅の外壁やバルコニーなど住宅の一部に使われている素材や色に合わせて目隠しをすると、全体の統一感がとれます。
中でも、木製のフェンスは建物の雰囲気とマッチしやすく、観葉植物を周囲に置けばオシャレなデザインになります。
玄関先に目隠しを置くことは、覗き見を防ぐだけではなく、
- 子どもの飛び出し防止
- 適度な光を採り入れる
- 通風性を高める
など多くのメリットがあります。
コストがかからないように、フェンスを木材でDIYする方法もあります。
ですが、フェンスは一年中屋外にあるため、丈夫な目隠しを設置した方が維持費も抑えられます。
ゆえに、長い目でみると、業者に依頼した方が安く済むこともあります。
室内に目隠しを置く
玄関からの覗き見防止は、室内からも対策ができます。
手軽に目隠しをしたい場合には、以下の方法を試してみましょう。
パーテーションを置く
室内での目隠しはパーテーションを置く方法があります。
パーテーションは木製やプラスチック製などがあり、目隠しには最適です。
また、パーテーションは玄関の通路を完全に遮ってくれるため、ペットの脱走防止としても使用可能です。
一方で、パーテーションは軽くて動かしやすいものの、据え置き型なので玄関を通る際に邪魔になってしまうデメリットもあります。
カーテンやのれんを活用する
カーテンやのれんを活用すると、コストをかけずに簡単に目隠しができます。カーテンが閉まっていれば室内の明かりや動きも見えません。
頻繁に出入りする時は、片側に寄せておけるタイプのカーテンもあり、目的に合わせた目隠しができます。
目隠しの効果だけでなく、のれんやカーテンを使うことで風通りを変更できるため、室内の温度も調整できます。
ガラスをすりガラスにする
他にも、ガラスをすりガラスに変更する方法があります。
すりガラスにするメリットとデメリットを紹介するので、参考にしてください。
すりガラスにするメリット
多くのリフォーム用玄関ドアには、日光を取り入れるための窓ガラスが取り付けられています。玄関ドアの窓ガラスは覗き見防止のため、すりガラスが取り付けられていることがほとんどです。
そのため、玄関ドアの窓ガラスから中の様子がはっきりと覗かれることはありません。
玄関のガラスがすりガラスだと、外の様子が分かるので来客があったときに窓からも確認することができます。
例えば、車やトラックなどの音が家の前で止まったとき、インターホンが鳴る前に窓から確認ができます。
怪しい車なら玄関をあけなくても良いので、家の中から外が見えると安心できます。
さらに、玄関の窓をすりガラスにすることで太陽光が入り、室内を明るくしてくれます。
光が入る玄関は、窓がない玄関よりも暗くなるのが遅いため、外から見ても留守だと思われにくいというメリットがあります。
すりガラスにするデメリット
すりガラスにするメリットがある一方で、デメリットもあります。すりガラスはハッキリと室内を見ることはできません。
しかし、薄っすらと中の様子を知ることはできます。
さらに、水に濡れると透過性が上がるため家の中が見えてしまうことがあります。
空き巣や泥棒は住人がいないタイミングを狙って侵入するため、すりガラスであっても室内の貴重な情報を与えてしまうのです。
さらに、すりガラスによるデメリットとして、空き巣が玄関にある窓ガラスを破って侵入するケースがあります。
特に、窓の内側近くに玄関ドアの取っ手があると開けやすいので注意が必要です。
ガラスに目隠しシートを貼り付ける
ガラス部分の目隠しとして簡単にできるのが、目隠しシートを貼り付ける方法です。しかし、すりガラスに貼ることは難しいので注意が必要です。
ガラスに貼る目隠しシートは、
- すりガラス風
- ステンドグラス風
- 和柄、花柄
などデザインが豊富にあります。また目隠し効果だけではなく、UVカットや結露防止、飛散防止という機能がついたガラスフィルムもあるので、用途に合わせて選べます。
さらに、貼り直しができたり、水で貼り付けたりできるシートもあるので、季節に合わせて貼り替えることも可能です。
ガラス交換を行うなら、防犯効果が高い製品がおすすめ
玄関に窓をつけるなら、すりガラスや目隠しシートを活用して外から見えないようにするとお伝えしました。
ですが、空き巣は窓を割って侵入することが多いため、防犯効果が高い製品が必要になります。
そこで、空き巣の手口としては最も割合の多い方法である「打ち破り」と「こじ破り」に強い「防犯ガラス」がオススメです。こじ破り、打ち破りに時間がかかり、繰り返し大きな音をたてることになる防犯ガラスは空き巣等で狙われにくいガラスと言えるでしょう。
強化ガラスは防犯性能はないものの、普通のガラスに比べて3~5倍の強度があります。
割れ方にも特徴があり、割れると粉々になります。
一般的なガラスのように鋭利な破片にならないため、怪我がしにくいというメリットがあります。 防犯性能は必要ねいけれども、万が一割れた際の安全性を確保したいという方におすすめです。
ガラス交換は業者に依頼するのが無難
防犯交換が高い製品をおすすめしましたが、ガラス交換は後からの加工が非常に難しいです。
そのため「サイズや厚みが違った」ということがないように、どのような形状のガラスが必要なのかを把握する必要があります。
ミリ単位での計算になってくるため、業者に依頼した方が簡単で安全です。
ガラスを交換したいとお考えの方は、お気軽にご相談ください。