美しいガラス手摺を実現するために、安全性と意匠性は決して妥協できません。
Q-railing製のガラスフェンスシステムは、この二つの要素に加え、施工の確実性を極限まで高めるために設計されています。
その核心となるのが、ガラス手摺の土台となる専用アルミプロファイル(金物)と、パネルを固定するための革新的な技術Q-DISCシステムです。
※記事内画像 出典:Q-railing
目次
専用アルミプロファイルが支える確かな構造
Q-railingのガラスフェンスシステムは、基盤となる専用アルミプロファイルから、安全性と耐久性を確立しています。
揺るぎない強度と高い耐久性
Q-railingのアルミプロファイルは、高い安全性が求められる現場向けに設計されています。
強固な構造によって、手摺に義務付けられている厳しい国際規格の強度を備えています。
意匠と構造に合わせた柔軟な選択肢
このプロファイルには、床面に設置する床付け用や、壁面に固定する壁付け用の専用部材の他、多種多様な専用部材が用意されています。これにより、建物の構造や意匠に合わせた最適な設置方法を選べます。

Q-DISCシステムが実現する「確実な固定」と「高精度な調整」
プロファイルに組み込まれるQ-DISCシステムは、ガラス手摺の品質を次のレベルに引き上げる、唯一無二の独自システムです。
安全性を担保する数値管理された固定技術
ガラス手摺の安全性は、パネルをいかに均一かつ確実に固定できるかにかかっています。
Q-DISCシステムでは、専用のQ-DISCツールとトルクレンチを併用し、定められたトルク値でディスクを締め付けます。
- 圧力の均一化: この手法の最大のメリットは、パネルへの締め付け圧力が局所的に集中するのを防ぎ、すべての固定ポイントで均一な力が加わることを保証する点です。
- 長期的な安全性の確保: 安定した均一な固定はガラスの破損リスクを最小限に抑え、手摺が持つ高い耐荷重性能を最大限に引き出すため、構造的な安全性を長期にわたり維持します。
現場の歪みを補正する高精度な垂直調整
意匠設計で描かれた美しいガラスラインを実現するには、躯体にあるわずかな傾きへの対応が欠かせません。
Q-DISCシステムは、ガラスを固定する前の段階で、インレイをスライドさせるだけで、各ガラスパネルの傾きを最大±0.6度まで微調整できます。
- 美観の追求: 直線的に美しくアライメントすることが可能です。これにより、設計意図通りの洗練された外観が実現します。

施工の合理化がもたらす「効率と品質の安定」
Q-DISCシステムは、高品質を維持しながら、現場作業の「効率化」と「組み付け精度の安定化」を両立させます。
メンテナンス性と交換の容易さ
Q-DISCシステムは、万が一ガラスパネルが破損した場合でも、手摺全体(アルミプロファイル)を解体する必要がありません。専用ツールでディスクの固定を解除するだけで、損傷したパネルのみを容易に取り外し、新しいパネルに交換できます。
- これは、長期的な維持管理(メンテナンス)のコストと時間を大幅に削減し、手摺の継続的な利用を可能にする、運用面での大きなメリットです。
作業工程の削減と品質の安定
ガラスの固定・調整がわずか3ステップというシンプルな工程で完了するため、現場作業の複雑さが解消され、作業時間の短縮に貢献します。
専用ツールとトルク管理を用いるシステム化された固定プロセスは、作業者の経験値に依存することなく、常に安定した高い組み付け精度を保証します。

Q-railing の基本スペック例(Easy Glass Prime)
主要な基本スペックは以下の通りです。
項目 | 標準的な仕様例 |
---|---|
最大ガラス幅 | 1800 mm |
最大ガラス高さ | 1500 mm |
対応ガラス厚 | (8+8)mm、(10+10)mm、(12+12)mm 強化合わせガラス |
角度調整幅 | 最大 ±0.6度 |
固定方式 | Q-DISCシステム(専用ツールとトルクレンチを使用) |

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