近年、様々な分野で注目を集めているのがスマートガラス(調光ガラス)です。
スマートガラスとは、ボタンひとつで透明と不透明の切り替えができる特殊なガラス。
プライバシー保護、採光調整、省エネなどの機能を備え、様々な場所で活用されています。
目次
スマートガラスの仕組み
代表的なものとして、スマートガラスは、2枚のガラスの間に特殊なフィルムを挟んだ構造になっています。
このフィルムこそが、スマートガラスの鍵を握る重要な部分です。
目に見えない微小な物質
フィルムの中には、目に見えないほどの小さな特殊な物質がぎっしり詰まっています。
これらの物質は、光と巧妙な駆け引きを繰り広げ、スマートガラスに透明度の変化をもたらすのです。
このフィルムの秘密は、目に見えないほどの小さな特殊な物質がランダムに詰まっていること。
スイッチがオフの時は、これらの物質が光を吸収・散乱し、不透明な状態になります。
しかし、スイッチをオンにすると、一転して透明なガラスに。
これは、フィルム内に電流が流れることで、特殊な物質が整列し、光を通すようになるためです。
スマートガラスの主な機能
調光機能
スイッチやリモコンで、ガラスの透明度を自在に調整できます。日差しを遮ったり、室内の明るさをコントロールしたり、プライバシーを保護したりと、様々な用途に活用できます。
遮熱機能
遮熱機能を持ち合わせた製品もあり、省エネで快適な室内環境を実現します。
安全性能
万が一ガラスが破損しても、中間膜によりガラスの飛散を抑制する効果があります。
投影機能
スマートガラスと組み合わせることで、ガラスに映像を投影することができます。
実例として、ガラス張りの店舗にスマートガラスを設置し、プロジェクターで映像を投影している建物もあります。
スマートガラスの用途
オフィス
会議室、執務室、エントランスなどに使用することで、プライバシー保護や採光調整を実現できます。
医療機関
診察室、手術室、検査室などに使用することで、患者さんのプライバシーを守ることができます。
住宅
リビング、寝室、浴室などに使用することで、プライバシー保護や採光調整、省エネを実現できます。
商業施設
ショップ、レストラン、展示室などに使用することで、空間の演出やプライバシー保護を実現できます。
自動車
ウィンドウなどに使用することで、プライバシー保護や日焼け対策を実現できます。
スマートガラスの主なメリット
プライバシー保護
必要に応じて視線を遮断し、プライバシーを守ることができます。
採光調整
光の量を調整することで、空間の明るさをコントロールできます。
省エネ
空調負荷を軽減し、省エネ効果が期待できます。
デザイン性
様々なバリエーションがあり、空間のインテリアに合わせることができます。
安全性
中間膜により、貫通・飛散しにくい構造です。
スマートガラスの主なデメリット
- 価格: 一般的なガラスよりも高価です。
- 電力: 調光操作には電力が必要です。
【Pickup】 DDGスマートガラス(瞬間調光ガラス)
切り替えのスピードは1秒もかからない高速調光。
グラデーションカラーもあり、デザイン性にも優れています。
スマートガラスの将来展望
スマートガラスは、近年目覚ましい技術開発が進んでいます。
- 透明度向上: より透明度の高いスマートガラスの開発が進んでいます。
- 調光速度向上: 調光速度を向上させることで、より快適な使い心地を実現できます。
- カラーバリエーション増加: 様々なカラーや柄のバリエーションを増やすことで、デザインの可能性が広がります。
これらの技術開発により、スマートガラスはさらに普及し、様々な場所で活用されるようになるでしょう。
スマートガラスで、空間をもっと快適に
スマートガラスは、光とプライバシーを自在に操る次世代ガラスです。
オフィス、医療機関、住宅、商業施設など、様々な場所で活用することができます。
当社では、お客様のご要望に合わせて最適な製品をご提案させていただいております。
どんなご要望やご質問でも、ガラスの事でしたら足立硝子へお気軽にお問い合わせくださいませ。