オフィスや会議室などの空間で、声がこもったり反響音で会話が聞き取りにくいと感じたことはありませんか?
ガラス面は音をほとんど吸収せず、むしろ音を反射しやすいため、声が響いてしまうことが多い素材です。
一般的に音響を整えるためには、壁や天井に吸音材を設置しますが、ガラス面が多い場所などでは、設置スペースが限られたり、見た目の圧迫感やデザイン性の制約がある場合も少なくありません。
そんな課題を解決するのが、ガラス面に直接貼れて透明な吸音パネル「iwasemi」吸音パネルです。
目次
iwasemi吸音パネルの特徴と機能

出典:https://iwasemi.com/product/hx-a
会話音域に特化した吸音性能
iwasemi吸音パネルは、人の話し声に多く含まれる500~1000Hzの周波数帯域に特化して反響音を抑制します。
これにより、空間の残響時間を約30~40%短縮し、クリアで聞き取りやすい音響環境を実現。
会議中の声の聞き取りにくさやストレスを軽減し、業務の効率化に貢献します。
高い意匠性と自由なレイアウト
吸音性能だけでなく、デザイン性にもこだわっているのがiwasemiの大きな魅力です。
透明で薄型のパネルは空間の景観を損なわず、自由にレイアウトできるため、オフィスや商業施設など多様な環境に調和します。視覚的な圧迫感を与えず、すっきりとした空間づくりを可能にします。
簡単設置・工事不要
取り付けも非常に簡単で、両面テープやマグネットが標準で付属しているため、ガラス面をはじめ様々な場所に手軽に設置できます。
特別な工事は不要なので、設置コストや工期の短縮にもつながります。
環境に配慮したサステナブル設計
製品の素材にも環境配慮がなされており、「iwasemi RC-α」には100%植物由来のバイオエンジニアリングプラスチックを使用し、「iwasemi SQ-α」には60%の再生樹脂が用いられています。
また、パネルの取り外しや再利用がしやすい設計で、持続可能な社会づくりにも貢献しています。
開発・監修者について ~落合陽一さんの挑戦~
iwasemi吸音パネルの開発と監修を務めるのは、メディアアーティストで筑波大学准教授の「落合陽一(おちあい よういち)」さんです。
落合さんは「デジタルネイチャー(計算機自然)」を提唱し、デジタル技術と物理世界の融合による新しい価値創造を目指す第一人者として知られています。
ピクシーダストテクノロジーズ株式会社の設立と事業内容
落合さんは、自身が代表を務めるピクシーダストテクノロジーズ株式会社(PxDT)を通じて、大学発ベンチャーの枠を超えた先端技術の社会実装に取り組んでいます。
同社は、「デジタルと物理の境界を再定義し、社会に新たな価値を生み出す」というビジョンのもと、音響メタマテリアル技術をはじめとする革新的な素材開発を推進しています。
「iwasemi™」は、まさにその成果の一つ。
特定周波数帯のみを選択的に吸音する技術は、従来の吸音材とは一線を画し、薄く透明なパネルながら高い吸音性能を実現しています。
さらに、イトーキ株式会社との共同開発により、オフィス家具への応用も進んでいます。
技術とデザインの融合が生む新しい価値
落合さんの研究は、単なる技術革新にとどまらず、美学やデザインの視点を融合させることに特徴があります。
iwasemi吸音パネルもまた、高機能でありながら空間の美しさを損なわない意匠設計が施されており、オフィスや商業施設の音響環境改善に新しい選択肢を提供しています。
まとめ
iwasemi吸音パネルは、透明でガラスに貼れるという使いやすさに加え、会話に最適化された吸音性能と洗練されたデザインを兼ね備えた画期的な製品です。
設置も簡単で、環境にも配慮されているため、持続可能な社会の実現にも寄与します。
さらに、落合陽一さん率いるピクシーダストテクノロジーズ社が開発したこの製品は、単なる吸音材の枠を超えた新しい音響空間づくりの可能性を示しています。
会議室やオフィスの音響環境を改善し、より快適で効率的なコミュニケーションを目指す企業や施設にとって、iwasemi吸音パネルは非常に有力な選択肢となるでしょう。
公式:iwasemi吸音パネル
https://iwasemi.com


