全身鏡や姿見は、玄関や寝室、クローゼットなどで日常的に使われる鏡です。
しかし、「全身鏡」と「姿見」という言葉の違いがよくわからない方も多いのではないでしょうか。
本記事では、両者の違い、用途、選び方のポイントまで詳しく解説します。
全身鏡と姿見は同じもの?
実は、「全身鏡」と「姿見」は基本的に同じものを指します。
どちらも、立ったまま頭からつま先までを映せる縦長の鏡です。
「姿見(すがたみ)」は古くから使われている和風の呼び方で、「姿」を「見る」ための鏡という意味です。
一方で「全身鏡(ぜんしんきょう)」は、文字通り「全身」を映す鏡であることを直接的に表しています。
つまり、呼び方が違うだけで、機能や用途に明確な差はありません。
アパレルショップや家具店など文脈によって使い分けられることがありますが、製品としては同じものだと考えて問題ありません。

姿見・全身鏡の主な用途
全身鏡や姿見は、日常的には外出前の身だしなみチェックに使われます。
服装のコーディネートや靴まで含めた全身のバランスを確認するのに欠かせないアイテムです。
玄関や寝室、クローゼットの近くに置くことで、日々のコーディネートを素早くチェックできます。
また、ダンスやフィットネスなどの動作確認のために使う方もいます。
全身鏡・姿見を選ぶ際のポイント
鏡を選ぶときは、高さや設置方法、安全性などを意識することが大切です。
全身を映すには、鏡の高さは身長の半分以上が目安です。
床置きで使用する場合は、床から鏡の上端まで身長より少し余裕をもたせると全身が映りやすくなります。

設置方法についても考慮が必要です。
スタンドタイプは移動が簡単で置き場所を選びませんが、壁掛けタイプは省スペースで安定感があり、地震などでも倒れる心配が少なくなります。
ドア掛けタイプはクローゼットや部屋のドアに引っ掛けて使えるため、限られたスペースでも便利です。
さらに、安全面を考慮するなら、飛散防止加工が施された鏡を選ぶと、万が一割れたときでも破片の飛び散りを防ぎ、子どもやペットがいる家庭でも安心です。


全身鏡以外の鏡の種類
生活の中で使われる鏡には、全身鏡以外にもさまざまな種類があります。
例えば、ドレッサーや化粧鏡は顔や上半身の確認用に作られており、卓上型で拡大鏡やLED照明が付いていることもあります。ウォールミラーは壁に取り付けるタイプで、全身を映すだけでなく、部屋を広く見せたり光を取り込んだりするインテリア効果も期待できます。
浴室の鏡は湿度の高い場所専用で、防湿加工により黒ずみやサビを防止しています。
現場に合わせたオリジナル鏡の施工について
全身鏡や姿見は市販品でも十分ですが、用途や設置場所によってはオリジナルで鏡を造作することも可能です。
特にダンススタジオやフィットネスルーム、店舗などでは、壁面いっぱいに大型の鏡を取り付けたいケースがあります。
そのような場合は、専門の施工業者に依頼することで、設置場所の下地や耐震性を考慮した安全な鏡を作ることができます。
当社でも、現場に合わせてさまざまな鏡の施工実績があります。
壁面や天井に合わせて造作する大型の鏡など、用途に応じた鏡の設置が可能です。
自宅や施設の空間に合わせたオリジナルの鏡は、安全性と使いやすさを両立でき、長く快適に使えます。

まとめ
- 全身鏡と姿見は同じもの。違いは呼び方だけ。
- 主な用途は身だしなみチェックやコーディネート確認。
- 選ぶときは高さや設置方法、安全性に注意。
- 大型やオリジナルの鏡は専門施工で安全・快適に設置可能。
日常の身だしなみチェックや施設での用途に応じて、最適な鏡を選ぶことで、毎日の生活をより快適にすることができます。
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